次世代型グラウンドマンホールSVとは、「アセットマネジメントの実践に向けた次世代型マンホール蓋技術マニュアル」の安全性能の考え方に基づいて設計されており、特に従来のマンホール蓋から耐久性を飛躍的に向上させています。

次世代型グラウンドマンホールSVの提供価値

次世代型グラウンドマンホール SVは、マンホール蓋の抱える将来課題の解決に向けて耐久性を大幅に向上させた結果、「安全性能の進化」、「LCC削減や業務効率化に貢献」、「災害時の被害軽減」、「カーボンニュートラルへの貢献」という4つの価値を提供します。

基本構造について

次世代型グラウンドマンホールSVは、新支持構造「SV構造」と防食塗装表面処理「Sコート」の2つのコア技術により、耐久性が飛躍的に向上しています。このコア技術によって「アセットマネジメントの実践に向けた次世代型マンホール蓋技術マニュアル」に求められる安全性能を満足しています。

新支持構造「SV構造」

SV構造は、蓋にかかる鉛直方向の荷重を「平坦部」で、水平方向の荷重を「断続勾配面」で、2つに分離して各々に役割を持たせた構造です。「平坦部」により鉛直方向の動きが制限されるため、過剰な食い込みを防止します。また、勾配面を断続化した「断続勾配面」により、ばね効果(弾性効果)を発現し、大きな力が作用しても吸収するため、寸法変化の影響を最小化できます。「平坦部」で食い込み防止を、「断続勾配面」でがたつき防止をすることで、性能の長期両立が実現します。

防食表面処理「Sコート」

マンホール蓋は、下水道管路内の汚泥から生成された硫化水素や外気温との温度差で生じる結露により腐食が進行します。次世代型グラウンドマンホールSVでは、耐酸性や付着力を高め、従来よりも飛躍的に高い防食性能を有するSコートを開発し、蓋と枠、さらに機能部品も全てコーティングしています。