次世代型高品位グラウンドマンホールについて

次世代型高品位グラウンドマンホールの設置を推奨する場所はありますか?

国道や県道などの交通量の多い道路、交差点付近や坂道などのスリップの危険性がある場所、 重車両が通行し異常食込みが発生し易い路線等は、特に推奨させて頂いております。 尚、設置環境では雨水・合流地域を推奨させて頂いております。

現在使用している市のデザイン絵柄は使えますか?

次世代型高品位グラウンドマンホールの性能規定項目として耐スリップがあります。 従来型の絵柄による表層構造では、耐用年数期間における耐スリップ性能が必ずしも満足できるとは限らないため、次世代型高品位グラウンドマンホールの表面構造としては、ご使用頂けません。デザイン絵柄のふたをご使用頂く場合には、交通量等による設置基準を定めて頂き、使い分けを提案させて頂いております。

会員で蓋の表面模様が違いますが、性能に違いはありますか?

当協会は「性能を推奨」しているので会員社毎にデザインは異なりますが、 全てのデザインで協会の推奨する規定値を満たしています。

耐スリップ性能が高すぎると逆に危険ではありませんか?

自動二輪車ライダーの走行フィーリングと、ウエット路面でのアスファルトの動摩擦係数を参考に基準値を設定しているため、問題はありません。

次世代型高品位グラウンドマンホールが、公益社団法人日本下水道協会に登録されている認定工場制度「認定適用資器材Ⅱ類」とは何ですか?

認定工場制度とは、認定適用資器材(Ⅰ類/Ⅱ類)を製造する製造工場を認定工場として認定し、地方公共団体や工事業者が安心して下水道資器材を使用できるように、日本下水道協会が全国統一的に資器材の検査を行う制度。定期的な検査が行なわれる為、今までよりもさらに安心してご採用頂けます。

マンホールふたの計画的維持管理について

マンホールふた表面の摩耗量は年間どれくらいですか?

過去の調査から、交通量の多い路線において年間で0.2mm程度と考えられます。但し、これは表面全体が摩耗するわけではなく、局部的に摩耗する最大値である場合が殆どです。

硫化水素環境による鉄蓋の腐食量は?

過去の調査から、特殊排水が含まれないと想定される一般的な下水道環境下において、15年間で1mm程度と考えられます。次世代型高品位グラウンドマンホールは、この腐食による減量分を考慮してふたの強度を設計しております。

マンホールふたに起因する事故はそんなに頻繁に起きているのか?

下水道施設に関する事故のうち、60%が蓋に起因するものであり、明らかなものだけでも年間150件程度が報告されています。これを道路に置き換えた場合でも事故原因の2番目はマンホールふたによるものとなっています。